日本における「戦争はやめよう」論
街頭演説は誰のため?
こんにちは。
参院選は自民のまさに圧勝でした。
選挙公示期間中は、駅前で候補者がマイク片手に演説合戦を繰り広げてまして、私の地元駅も連日大盛況でした。
毎朝通勤時に彼らを目にするわけですが、いろいろ不思議に思ったので備忘に残します。
# そもそも誰のため?
毎朝マイクで熱弁を振るう候補者さん。私は通勤で駅に向かう途中、どこかの党の候補者さんと遭遇するわけですが、
「…ぃみなさん!TPPというものはですね、そもそもぁ…」
てな感じで、
何を言ってるのかさっぱり理解できません。
あれって、アベさんだったり橋下さんなど、知名度の高い幹部さんが駅前で我々に向けて演説をするスタイルなんですよね。
要するに聴衆がいる。
片や地元駅。
候補者をよく知る人はほとんどおらず、みなさん目的地へ急いでる最中。
なにせ朝の通勤通学時間帯ですからね。
つまり、あの演説はひとりよがりなんですよね。
通勤するサラリーマンをターゲットにするなら、せいぜい30秒で伝わるメッセージにすべき。
自らの名前と強く訴えたい主義主張。
これで充分。
同じ発言を繰り返すのは恥ずかしい?
いやいや、あなたの演説は誰のためにやってるのかい?
そこにいない聴衆のため?
まさか自分のため?
# 急に応援しろと言われても…
知らない人から突然応援を求められても、誰?て思いませんか?
人間関係のトラブルの多くはお互いの理解不足にあると誰かが言ってましたが、確かに身近なトラブルはお互いに話し合うとびっくりするくらい解消したりします。
普段から我々に情報発信してる議員さんはどれくらいいるのかなー…?
情報を取りにいかない僕らが悪いって?
まあ、受け手にも責任の一端はあるのかもしれないけど、
選挙を候補者のプロモーションマーケティングとして捉えると、いまは買い手、つまり僕らの側のリテラシーがまだまだ不足しているわけで、そういう低リテラシー層に向けたプロモーションをしたらよいのにと。
いまは知らない人ばかりの中で選択を強いられてる状態が続いてるわけで、よく知らない商品ばかりだけどこの中からひとつ選べ!と言われても、
「いや、よく知らないし、別にいらないし」
ていうのが若年層の主張だとすると、
まずはよく知ってもらうところから始めて関心をもってもらうのがスジだと思いますけどね。
とはいえ若年層の投票率をあげたくないレガシー政党は、本腰いれるわけもないか。。
第三極目線だと、まず彼らが取り組むべきは、自らの支持基盤になりうる若年層の政治参加を促すマーケティングだと思う。